老人クラブ会員減少からみる課題

 読売新聞 2014.7.23 記事「老人クラブ減少傾向・高齢者増えても…」によると、老人クラブは親睦に加え、高齢者同士の声かけや単身世帯の見守りなど相互生活支援機能を有し、孤独死や身元不明の認知症者の問題が相次ぐ中、その互助機能は注目されている。


図1

1)高齢者人口が増加する一方で、全国の老人クラブや会員数はピーク時に比べると、3割弱にあたる約240万人の減少が続いている。(図1)

2)原因として、定年延長や趣味の多様化に加え、新しいオートロックのマンションが立ち並ぶ地域では住民同士の交流があまりないことなどがあげられる。

3)クラブが担う高齢者の互助機能や地域の安全活動に影響が出かねない状況である。

4)対策として、名古屋市緑区老連では昨年12月、会員が自分の特技や趣味を生かす「人材バンク」制度を始めた。少林寺拳法やヨガ、コーラスなど様々な得意分野を持つ会員40人以上が登録し、他のクラブに講師として派遣される。同区老連は「イベントのマンネリ化を打破し、魅力あるクラブ作りを進めるきっかけになる」としている。

 以上の記事から、リハステージの理念のひとつである「地域を元気にする」を具現化する取り組みとして、老人クラブの減少により地域に失われつつある、高齢者同士やその地域での親睦機能、高齢者同士の声かけや単身世帯の見守りなどの相互生活支援、地域での互助機能を、私たちのデイサービス事業所で代替していけるだけのシステムづくりが必要なことが分かります。
 つまり、デイサービスのご利用者様が、ご自身の特技や趣味(少林寺拳法やヨガ、コーラスなど)の様々な得意分野を持つ指導者・講師となられたり、地域見守りなどの地域支援(社会貢献)を行うボランティア・ネットワークづくりを目指したいものですね。

※[老人クラブ](厚生労働省や全老連による):老人クラブはおおむね60歳以上の高齢者で作る自主組織である。戦後、社会福祉協議会の呼びかけで各地に広がった。活動目的に仲間づくりや生きがい作りなどを掲げ、歩いて集まることができる地域の範囲で、30〜100人程度の規模を標準としている。老人福祉法で福祉増進のための事業と位置づけられ、国や自治体から支援を受けている。(引用:老人クラブ減少傾向・高齢者増えても…:読売新聞 2014.7.23 37頁)