「アンプティサッカーに励む少年」記事を読んで
改めてリハビリテーションの原点(活動・参加)を想起する

 11月には、日本代表チームがメキシコで開かれるワールドカップ(W杯)に出場する。代表合宿もあり、初勝利に挑む国内選手たちは日々練習を重ねている。大人と同じチームでボールを追い、将来の代表入りを目指す少年も現れた。
 6月下旬、小雨が降る横浜市のフットサル場で、ボールを追いかけるひときわ小さな姿があった。石井賢くん(7)。川崎市内に住む小学2年生だ。2度の体験会を経て、「FCアウボラーダ川崎」の練習に初参加した。
 「うまくなるためにもっと練習しなくちゃ」キーパーからのパスを受け取るため、松葉杖で全力で前線に走る。真剣なまなざしで大人に交じって約2時間走りきった。
 障害者競技の中でも、バスケットやスキーなどと違って高価な道具は必要ない。1万円ほどの杖(クラッチ)とボールがあればいい。義足や義手をつけず、ありのままの姿でぶつかりあう激しい競技だ。督子さんも躍動感あふれるプレーに魅了された。「元気にプレーする姿をお世話になった人たちに見せたい」。夢は日本代表だ。


 以上に紹介した記事(抜粋)を読み、思います。実に前向きな、力強い生き方ですね。
 私は20代でリハビリテーションの世界に入り、このような強いマインドを持った、未来に可能性のある人たちを支援してきました。彼らの生き方から、人が自立的に、もしくはひたむきに生きていくことの価値を教えられました。その生き様に接することにより、私自身も成長させていただきました。

 今、私たちの事業を利用されている高齢者の皆さまにも、皆さまそれそれの趣味や社会との関わり、「社会参加」に満足を覚える生き方をしていただきたいと思います。そしてリハステージスタッフには、その支援の関わりに、熱い感動や想いを抱いて欲しいと願っております。


[怪我や病気で足や手を失った人たちが杖をついてプレーするアンプティーサッカー]:基本的なルールはサッカーと同じ。7人制で25分間の前後半。フィールドプレーヤーは足のない選手で、2本の「クラッチ」と呼ばれる杖を使う。ゴールキーパーは手や腕のない選手が担当。クラッチでボール操作はできない。オフサイドはなく、選手交代は何度でも可能。ピッチの大きさはサッカーよりひと回り小さい。1980年代に米国で考案され、負傷兵のリハビリの一環として広まった。競技は国際アンプティーサッカー連盟が統括し、現在20カ国以上が加盟。W杯はほぼ2年に1回開かれている。「amputee」とは英語で「手足を切断された人」の意味。

(引用:「僕は蹴る。脚失っても」朝日新聞 2104.7.22 夕刊1頁)